まずあなたはSEOという言葉はご存知でしょうか?ここでは「SEOって何?」というところから基礎的な知識と簡単なテクニックをご紹介します。
基礎的、簡単、とは言いますが、本質的なことでもあるのでどんどん応用を効かせて手持ちのサイトを育てていけるようになりましょう。
今回ここでの目標は3つあります。
- SEOとはなんなのかをざっくり把握する
- 記事を書く前にやるべき事を知る
- 記事を書いた後の対策方法を知る
正直これを知れば後はアレンジを効かせていくだけです。
もちろん他にも対策方法はありますが、本質的な部分では上の3点を知るだけでも十分なくらいだと思っています。
SEOとは…という悩みをさっさと解決して、コンテンツ制作に全集中しちゃいましょう!
Contents
SEOとはなんなんでしょうか?
まずは簡単にSEOとは何なのか?どんな仕組みなのか?知っていきましょう。
SEOとは「検索結果を上位表示するための対策」の事
まずSEOについてざっくりと知っていきましょう!SEO(エスイーオー)とは?
SEOとは検索結果をより良い状態にする事、そしてSEO対策とは「Googleの検索エンジンで検索をしたとき、求めた結果として自分のウェブサイトが上位に表示されやすくするための対策」の事を指します。
さてここからGoogleがどうやってあなたのウェブサイトを見つけて、検索結果に反映しているかをざっくりと解説していきます。
クローラーがあなたのウェブサイトを巡回、検索結果に反映
SEO対策とは、「検索エンジンに対する対策」という事をお話しました。「インターネットで見つけてもらいやすくするための対策」でしたね。ですがそもそもその検索エンジンはどうやってあなたのウェブサイト情報を集めているんでしょうか?
それは「クローラー」という自動プログラムを使って定期的にネット上の情報を集めているからです。
クローラ(Crawler)とは、ウェブ上の文書や画像などを周期的に取得し、自動的にデータベース化するプログラムである。「ボット(bot)」、「スパイダー」、「ロボット」などとも呼ばれる。
主に検索エンジンのデータベース、インデックス作成に用いられている他、統計調査などの目的にも利用されている。近年では電子メールアドレス収集業者などもクローラを利用して、スパムの送信効率を上げている。
一般にクローラは、既知のHTML文書の新しいコピーを要求し、文書中に含まれるリンクをたどり別の文書を収集するという動作を繰り返す。新しい文書を見つけた場合はデータベースに登録する。また、既知のファイルが存在しないことを検出した場合はデータベースから削除する。
引用:Wikipedia
例えて言うのであれば、地図の「ゼンリン」をあなたはご存知でしょうか?市販されている日本全国を詳細に記した地図で、配送業者等がよく使っています。各地にいる現地スタッフが定期的に現地調査を行って「どこに何が建っているか?誰が住んでいるか?」などを調べています。
クローラーはつまり、この「ゼンリン」で言う現地調査スタッフにあたるイメージです。SEO対策は、このクローラーに見つけてもらうところからスタートします。
クローラーで集められたデータはデータベースに保管される
インターネットを巡回したクローラーが集めたデータは、Googleのデータベースに保管されます。集めた情報は保管庫に保存されるということです。その保管庫に保存された情報から、検索順位が決まっていきます。
ではデータベースに保管されるデータとは一体何なんでしょうか?そしてその検索順位を決める要素というのは何で決まっているのでしょうか?
データベースに保管されるのは「既知のHTML文書の新しいコピーを要求し、文書中に含まれるリンクをたどり別の文書を収集するという動作を繰り返す。新しい文書を見つけた場合はデータベースに登録する。」とあるように、主にテキストデータを繰り返し集めています。
また、検索順位を決めているのは“アルゴリズム”といわれるGoogle独自の仕組みで決定されています。
じつはハッキリとはわかっていないのです。Googleが具体的にどうすれば上位表示をしてくれるのかという方法を公開していない、という事です。
…とはいえそれでは何をして良いのやらさっぱり分かりません。Googleは具体的に方法は提示していませんが、“こういった事を気をつければアルゴリズムは評価の対象としてみなしますよ”という方向性を示しています。
それでは具体的に何をすればGoogleのアルゴリズムはあなたのウェブサイトを評価してくれるのでしょうか?
記事を書く前にやるべきこと
そもそもあなたはどんなキーワードで上位表示を狙うのか
SEO対策を行う上で、Googleに自身のウェブサイトを評価してもらうために行う事の前に大切なことがあります。それは、あなたはなんのキーワードで見つけてもらいたいのか?という事です。
例えば飲食店を開くとします。こだわりの美味しいコーヒーを準備しました。しっかりと商品を作り込み、とても味に自身があります。しかしお客さんが来ません。なぜでしょうか?それは商品を作っただけでは、一体それが何屋さんなのかがわからないという事です。
この場合だと、東広島の美味しいコーヒー屋さんというようなキーワードが無難です。もっと切り込むのであれば、東広島のキリマンジャロ豆にこだわった美味しいコーヒー店…というように具体的なものにすると良いです。
【東広島】【コーヒー】【キリマンジャロ】【こだわり】
といったキーワードが考えられますね。最も良いのが【東広島】(地名)、【コーヒー】(広く検索されるワード)で上位表示が狙うことができれば、インターネットからの集客が大きく期待できることになります。
需要があるかどうかを確認する
記事を書く前に、キーワードを決めておく事が大切です。しかし、そもそもそのキーワードに需要があるのかどうかを調べておくことも大切です。
簡単な調べ方としては、Google検索で検索した際に最下部にサジェストキーワードと呼ばれる、ユーザーが検索しているキーワードが現れます。これを参考にすると良いです。
さらに具体的に調べたい方は、GoogleSearch ConsoleというGoogleのサービスがあります。こちらでキーワード検索を行い、需要が大きいのか少ないのかということを調べることができます。
その他にもキーワードを調べるツールは色々あるので、一度調べてみると良いかもしれません。
タイトルを決める
記事を書く前にキーワードを選び、更にそのキーワードの需要があるのかどうか?ということを検討することが大切です。その後にそのキーワードを考慮した記事のタイトルを考える必要があります。
もちろん人間が目で見ておかしくない文面にする必要がありますが、多少はSEO対策を意識したキーワードを強く出したものにしても良いかもしれません。
記事を書いたあとにするべきこと
記事(コンテンツ)を書き終えたら終了…ではありません!SEO対策はまだこれからです。
記事(コンテンツ)を作った=売り出す商品が完成した!ということになります。さてその売り出す商品をどうやって皆さんに知ってもらうのでしょうか?
SEO対策用のプラグインを導入
個人的にはAll in one SEOというプラグインを紹介しています。ですが、SEO対策用のプラグインは他にもたくさんあります。最終的に行うことは同じなので、使うプラグインはどれでも構いません。
また、有料テーマ等によっては既にSEO対策用の機能が備わっている場合もあります。テーマについては仕様書等をよく確認してみて下さい。
Googleへのアピール
こちらは「タイトルに意図したキーワードが使用されているか」「記事本文にh2やh3タグを使用して、階層を意識したコンテンツになっているか」等、記事の“構造”が整っているかどうか?の確認です。Googleのクローラーが読み込みやすい状態かどうかを確認、修正することでSEO対策を行います。
つまりGoogleへのアピールができる様になっているか?ということです。
ディスクリプションを書き込む
ディスクリプションとは、キーワード検索した結果が表示されたとき、各ページの説明文がありますよね?それがいわゆるディスクリプションと呼ばれる部分になります。
そのサイトの要約文になるので、ユーザーがそれを見ることで興味を引きます。ここの見せ方もテクニックの見せ所です。
関連リンクの貼り付け
記事の中に積極的に関連リンク(他のページに飛ぶ入り口)を使用すると、「このサイトは色々な情報と繋がっている」という認識がされるようです。
もちろん他人の記事に誘導して自分の記事が見られないと本末転倒ですので、自分自身の記事や、参考にした情報源等を載せると良いかもしれません。
もしご自身でハウツー記事を書かれていて、そのことに触れた際に関連リンクとして貼り付けておくのも良いかもしれません。
ここもあくまで「ユーザーに親切なものである」ことが大切です。
キーワードの見直し
思ったような結果が出てこない場合、まずはキーワードの見直しをしてみると良いです。「そもそもこのキーワードは検索されていないのでは?」「一般的な人が検索するワードは実は違っていたのかも?」等の仮説を立てて、実際にタイトルを変更する事で結果が変わる事もあります。
定期的なリライト
ウェブ上の記事は書いて終わりではありません!雑誌と違ってウェブ記事の良いところは「書き直しがいくらでもできる」ところにあります。内容の再検討や、情報の更新・追記を定期的に行うことで、より分かりやすくよりユーザーのためになる記事を作ることができます。
まとめ
ここまでSEO対策についてかなりざっくりと書いてきました。今回紹介した方法以外にもたくさんのテクニックがあります。気になる方は「SEO対策 方法」等で調べてみると、色んな方法が出てくるので見てみると良いかもしれません。
おそらくSEO対策というとなにか特別な方法を考えるかもしれませんね…。確かにより具体的でよりテクニカルな方法も、検索結果上位表示のためには良いかもしれません。ですが、大切なのはユーザーの【へぇ!】【なるほど!】【面白い!】という感情がそこにあるかどうか?ということだと思います。
ユーザーの心の動きを意識することで、自然と良い記事が作られSEO対策がより効果的になっていくのかなと思っています。
あなたのその記事は、誰に何を届けたい記事なのでしょうか。書く記事の目的を考えることからスタートすることがSEO対策の初めの一歩かもしれません。
検索エンジン最適化とは、検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整すること。また、その手法の総称。 サーチエンジン最適化ないし検索エンジン対策とも呼ばれ、ウェブポジショニングと同義である。