WordPressテーマで「子テーマ」が必要な理由を書いてみた

WordPressを使っていると「子テーマ」という言葉を聞きませんか?WordPressは「テーマ」という機能を使って様々なデザインをウェブサイトに貼り付ける事ができます。

その「テーマ」は常に新しくなっていくため、現在使っている「テーマ」を新しくしたときに思わぬレイアウトの変更があったりします。つまりデザインが壊れてしまったりするんですね…。

そこに「子テーマ」を間に挟むことで、思わぬレイアウトの変化を避けることができるのです。なので、「子テーマ」を使うことで現在作り上げているデザインを崩さないようにできる!ということです。

まずテーマとは?

そもそもWordPressの「テーマ」とはなんでしょうか?それは人間で言うところの服や靴、防止や時計、カバンと言った装飾の事を指します。WordPressはウェブサイトを制作・管理するためのソフトですが、人間にきれいに見られる様にする装飾機能はありません。そこで「テーマ」というデータを使ってWordPressに入力されているデータの羅列をキレイに見せる事ができるのです。

この「テーマ」はWordPressの公式サイトに登録されたものから、日本の会社が制作したものなど様々です。服で例えると、WordPressブランドなのか、日本の独自のブランドなのか…とにかくアパレルメーカーが沢山あるよ~というイメージです。

それから、WordPressというソフトはその特性から頻繁に更新が行われるソフトです。「テーマ」も同様に都度修正や追加情報があるたびに各メーカーで更新が行われていきます。なので、久しぶりにWordPressの管理画面を見ると“更新して下さい”の表示が沢山あるんですね…。

子テーマとは

それでは「子テーマ」とはなんでしょうか?「子テーマ」とはざっくり言うと使っているテーマのデータ保管庫の様なものです。…それがあると何が良いの?と思いましたよね?

「テーマ」は修正や追加があるたびにデータが更新されていきます。そのたびに、服で言うところの強制的に着替えをさせられる、という状態になります。着替えをする前に、独自で「自分でポケットを増やしてみよう!」や、「裾を自分で合わせよう!」や、「おしゃれにボタンを変えてみよう!」等の服のカスタマイズをしていたら…?強制的に着替えをさせられた時、その独自のカスタマイズの服は捨てられて新品の服になってしまいます。しかも標準デザインのままで…。

テーマも同様に、オリジナルでカスタマイズを行っても、更新するとまた標準(デフォルト)状態に戻ってしまいます。「せっかく自分様にカスタマイズしたのに~」という事になってしまいます。

そこで「子テーマ」の登場です!「子テーマ」というデータを使う事で、更新しても自分用にカスタマイズしたデータがそのまま残るようになります。自分のカスタマイズしたデータが子テーマに保管された状態で更新されるという事です。便利ですよね!

実は子テーマは必要ない

実は多くの方にはこの「子テーマ」は必要無い場合が多いんです。え?ここまで話しといて何言っちゃってんの?と思われたかもしれませんね…。「テーマ」を取得する際に、一緒に「子テーマ」が配布されていれば、念の為に使っておいたほうが良いかもしれません。ですが、「子テーマ」が特に無い場合、必須ではありません。なぜでしょうか?

その理由は、ここで言うカスタマイズとはFTPやコードエディタを使用したコードの書き換えや追記で行うカスタマイズを指すからです。

WordPressのメリットは「コードを使わずに直感的に操作できる」という操作性の高さにあります。あなたはFTPやコードエディタを使ったカスタマイズを普通に行っていますか?HTML、CSS、JavaScript…PHPを使って独自でカスタマイズを行いますか?おそらくされてない方がほとんどではないでしょうか?

テーマの更新は、WordPressの管理画面から行うくらいの変更であれば特段問題はありません。問題がある場合は最初から「子テーマ」も配布されているのでそれを使えばよいのですが、特別配布されていない場合は特に使用する必要はありません。

また、聞き及ぶ話ですが「子テーマ」を間に挟むと上手に機能しないテーマもあると聞いたことがあります。つまり「このテーマを使うなら変にカスタマイズすることは許しません!」というテーマもあるということですね。

まとめ~子テーマについても詳しく書いてある本を紹介

今回は「子テーマ」とは何か?そしてそれは必ずしも必要ではないですよ、というお話をしました。「子テーマ」についてざっくりおわかりいただいたでしょうか?

もしご自身がCSSを使って少しでもカスタマイズをしたいのであれば「子テーマ」は使うべきだと思います。また、更新される「テーマ」を使ったウェブサイト制作を行う場合は「子テーマ」は必須です。

「子テーマ」を上手く使って自分のウェブサイトを作っていきましょう!

「子テーマ」についてはもちろん、WordPressの使い方全般について書いてある参考書を紹介します!一部コードを使用した説明もありますが、初心者でもわかりやすい本ですので、WordPressを触っている方にはおすすめの1冊です!

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